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商談録音・議事録AIツールとは?(定義・市場背景)
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商談録音・議事録AIツールとは、営業担当者のオンライン商談や対面打ち合わせを自動で録音・録画し、AIが音声をリアルタイムで文字起こし・要約・分析する一連の機能を提供するSaaSツールです。
従来、商談後に担当者が手作業で議事録を作成・CRMへ入力するプロセスは、1件あたり30〜60分の工数がかかると言われていました。AIツールの導入によってこの工数が大幅に削減されるだけでなく、商談内容の客観的なデータ化と組織的な活用が可能になります。
国内市場では2022年頃から導入が加速し、2025年以降はSalesforceやHubSpotなどの主要SFAとのリアルタイム連携機能が標準化されつつあります。また、スマート書記が2025年12月に「Otolio(オトリオ)」へサービス名を変更するなど、競争が激化するなかで各社が機能強化・ブランド再定義を進めています。
商談録音・議事録AIツールの選び方(比較ポイント)

数多くのツールのなかから自社に合ったものを選ぶために、以下の6つのポイントを確認しましょう。
① 対応する商談形態(オンライン・対面・電話)
ツールによってオンラインMTG専用のものと、対面・電話にも対応するものがあります。自社の商談スタイルに合ったツールを選ぶことが重要です。ZoomやMicrosoft TeamsなどのWeb会議ツールとの連携可否も確認しましょう。
② 日本語の文字起こし精度
日本語特化型の主要ツールでは、クリアな音声環境であれば95〜99%以上の認識精度を誇ります。業界固有の専門用語や固有名詞の登録機能(ユーザー辞書)があるかどうかも重要なチェックポイントです。
③ SFA・CRMとの連携機能
Salesforce、HubSpot、kintoneなどの既存CRM・SFAとどの程度深く連携できるかを確認しましょう。議事録の自動入力やネクストアクションの自動登録まで対応しているツールもあります。
④ セキュリティ・データ管理体制
商談情報は機密性が高いため、国内データセンターへの保管、SOC2やISMS認証の取得状況、データ暗号化対応などをしっかり確認することが重要です。特に大企業やエンタープライズ向けにはセキュリティ要件が厳格になることが多いです。
⑤ 料金・コストパフォーマンス
月額固定制・録音時間課金制・ユーザー数課金制など、料金体系はツールによって異なります。初期費用・最低契約期間も確認したうえで、チームの利用頻度に合わせて試算しましょう。
⑥ AIによる分析・コーチング機能の充実度
単なる文字起こしだけでなく、トーク比率・感情分析・商談フェーズ分類・ベストプラクティスの提示など、AIコーチング機能を搭載しているツールもあります。営業育成まで視野に入れるか否かで選択肢が変わります。
おすすめ商談録音・議事録AIツール比較7選
以下に7つのツールを一覧表で比較します。
| ツール名 | 提供会社 | 主な機能 | 料金(目安) | 対応形態 | 無料トライアル |
|---|---|---|---|---|---|
| ACES Meet | 株式会社ACES | 商談解析・トーク分析・育成支援・SFA連携 | 要問合せ(エンタープライズ) | オンライン | あり(要問合せ) |
| amptalk | amptalk株式会社 | IP電話連携・通話録音・自動文字起こし・Salesforce連携 | 要問合せ | 電話・オンライン | あり(要問合せ) |
| Rimo Voice | Rimo合同会社 | 日本語特化・高精度文字起こし・要約・話者識別 | 月額3万円〜(ビジネス) | オンライン・対面 | 7日間無料 |
| Notta | Notta Inc. | 58言語対応・リアルタイム文字起こし・要約・共有 | 無料〜月額1,500円(プロ) | オンライン・対面 | 無料プランあり |
| Otolio(旧スマート書記) | 株式会社エピック | 対面・オンライン両対応・テンプレート・CRM連携 | 要問合せ(月額制) | オンライン・対面 | 14日間無料 |
| LINE WORKS AiNote | ワークスモバイルジャパン株式会社 | 自動文字起こし・要約・LINE WORKS連携・議事録共有 | 無料〜月額1,440円〜 | オンライン | 30日間無料 |
| AmiVoice ScribeAssist | 株式会社アドバンスト・メディア | オフライン対応・高セキュリティ・日本語特化・話者分離 | 要問合せ | 対面・電話・オンライン | あり(要問合せ) |
各ツールの詳細解説
1. ACES Meet

ACES Meetは、東京大学松尾研究室発のスタートアップ・株式会社ACESが提供する商談解析AIツールです。商談内容の録音・文字起こしにとどまらず、AIによるトーク解析・話者別発言比率・感情分析・商談フェーズ分類などの高度な分析機能が特徴です。
■ 主な機能
- 商談録画・録音・リアルタイム文字起こし
- AIによるトーク解析(話者比率・テンポ・感情スコア)
- 商談フェーズ自動分類・ベストプラクティスの提示
- Salesforce・HubSpotなど主要SFAへの自動連携
- 営業育成・コーチング支援機能
■ 料金
エンタープライズプランのみで、料金は要問合せです。導入時には専任のカスタマーサクセスが伴走支援します。
■ メリット
- 商談解析の精度が高く、営業組織全体の底上げに貢献
- SFAとの深い連携で入力工数を大幅削減
- アカデミックな技術背景に基づく信頼性
■ デメリット
- 料金が高めで、中小企業には導入ハードルがある
- 主にオンライン商談向けで対面には非対応
■ こんな企業におすすめ
商談データを活用した組織的な営業強化・育成を重視する中〜大規模企業に最適です。
2. amptalk

amptalkは、amptalk株式会社が提供するインサイドセールス・電話商談特化型のAI会話解析ツールです。IP電話との連携により通話録音から自動文字起こし・要約・SFA連携までをシームレスに行えます。
■ 主な機能
- IP電話連携による通話録音・文字起こし
- AIによる商談要約・ネクストアクション抽出
- Salesforce・HubSpot・kintoneなどとのリアルタイム連携
- トーク分析・ロールプレイング機能
- リアルタイムモニタリング(管理者向け)
■ 料金
料金は要問合せ。利用ユーザー数・通話量に応じたカスタム見積もりとなります。
■ メリット
- 電話商談(インサイドセールス)に特化した機能が充実
- Salesforceとの連携が深く、商談情報の自動入力が強力
- 管理者によるリアルタイム商談モニタリングが可能
■ デメリット
- 対面商談への対応が限定的
- 料金が非公開で比較しにくい
■ こんな企業におすすめ
インサイドセールス組織を有し、SalesforceCRMと連携した商談データ活用を推進したい企業に最適です。
3. Rimo Voice

Rimo Voiceは、Rimo合同会社が提供する純国産の音声文字起こしサービスです。日本語特化の高精度エンジンと、2,000社以上の導入実績に裏付けられた信頼性が特徴です。
■ 主な機能
- 日本語特化の高精度リアルタイム文字起こし
- AIによる自動要約・見出し生成
- 話者識別機能(話者ラベル付き議事録の生成)
- Zoom・Google Meet・Microsoft Teams連携
- チーム共有・コメント機能
■ 料金(2026年2月時点)
- ライトプラン:月額9,800円(3ユーザーまで)
- ビジネスプラン:月額30,000円〜(ユーザー数に応じて変動)
- エンタープライズプラン:要問合せ
- 7日間の無料トライアルあり
■ メリット
- 純国産で日本語認識精度が非常に高い
- 国内データセンター保管でセキュリティ要件を満たしやすい
- UIがシンプルで導入・運用のハードルが低い
■ デメリット
- 英語など多言語への対応は限定的
- 商談解析・営業コーチング機能はACES Meetやamptalkなどと比べて薄い
■ こんな企業におすすめ
日本語の文字起こし精度を最優先し、セキュリティ面も重視したい中堅〜大企業に向いています。
4. Notta

Nottaは、Notta Inc.が提供する58言語対応のAI文字起こしツールです。個人利用から法人まで幅広いユーザーに支持されており、コストを抑えながら手軽に始められる点が魅力です。
■ 主な機能
- 58言語対応のリアルタイム文字起こし
- AIによる自動要約・アクションアイテム抽出
- Zoom・Google Meet・Teams・Webex連携
- 録音ファイルのアップロード文字起こし
- テキスト共有・エクスポート(PDF・Word・TXT)
■ 料金(2026年2月時点)
- 無料プラン:月120分まで(録音・文字起こし)
- プロプラン:月額1,500円(個人向け)
- ビジネスプラン:月額2,200円/ユーザー〜
- エンタープライズプラン:要問合せ
■ メリット
- 業界最安水準のコストで手軽に始められる
- 58言語対応で海外との商談にも活用できる
- 無料プランで機能を試してから判断可能
■ デメリット
- 日本語認識精度は国産ツールに比べてやや劣る場合がある
- 商談解析・SFA連携機能は限定的
■ こんな企業におすすめ
コストを抑えてまずAI文字起こしを試したい中小企業や、グローバル商談が多い企業に向いています。
5. Otolio(旧スマート書記)

Otolioは、株式会社エピックが提供する会議・商談向けAI議事録ツールです。2025年12月1日に「スマート書記」から「Otolio(オトリオ)」へサービス名を変更し、累計7,000社以上の導入実績を持つ信頼性はそのままに機能を強化しています。
■ 主な機能
- オンライン・対面両対応の録音・文字起こし
- AIによる自動要約・議事録テンプレート
- 話者識別・発言内容のラベリング
- SFA・CRM連携(Salesforce等)
- チーム内共有・承認ワークフロー
■ 料金(2026年2月時点)
月額制(ユーザー数・機能に応じたプラン構成)。詳細料金は要問合せ。14日間の無料トライアルあり。
■ メリット
- 対面商談にも対応しており、様々な商談スタイルに柔軟に対応
- 累計7,000社以上の導入実績と充実したサポート体制
- テンプレート機能で議事録の標準化が容易
■ デメリット
- 旧スマート書記からの名称変更に伴い、情報が混在している場合がある
- 料金が非公開で比較しにくい
■ こんな企業におすすめ
オンライン・対面を問わず商談録音・議事録作成を標準化したい企業や、サポートを重視する中堅企業に向いています。
6. LINE WORKS AiNote

LINE WORKS AiNoteは、ワークスモバイルジャパン株式会社が提供するビジネスチャット「LINE WORKS」と連携した議事録AIサービスです。2024年にリリースされ、LINE WORKSエコシステムとの親和性が最大の特徴です。
■ 主な機能
- Zoom・Google Meet・Teams等での自動文字起こし
- AIによる要約・アクションアイテム抽出
- LINE WORKSへの議事録自動送信
- トーク履歴との統合管理
- 多言語対応(日本語・英語・韓国語ほか)
■ 料金(2026年2月時点)
- フリープラン:月300分まで無料
- スタンダードプラン:月額1,440円〜(ユーザーあたり)
- 30日間の無料トライアルあり
■ メリット
- LINE WORKSユーザーはシームレスに連携でき、導入ハードルが低い
- 業界最安水準の月額料金
- 無料プランで300分/月まで利用可能
■ デメリット
- LINE WORKSを使っていない企業には恩恵が少ない
- 商談解析・SFA連携などの高度機能は限定的
■ こんな企業におすすめ
すでにLINE WORKSを業務利用しており、低コストで議事録自動化を始めたい中小企業に最適です。
7. AmiVoice ScribeAssist

AmiVoice ScribeAssistは、音声認識技術で国内トップクラスの実績を持つ株式会社アドバンスト・メディアが提供する商談議事録AIです。オフライン対応や高いセキュリティ要件が求められる場面に強みがあります。
■ 主な機能
- オフライン(インターネット不要)での音声認識に対応
- 対面・電話・オンライン商談すべてに対応
- 日本語特化の高精度AmiVoiceエンジン使用
- 話者分離・発言テキスト化
- オンプレミス導入オプションあり
■ 料金
料金は要問合せ。クラウド版とオンプレミス版が選択可能です。
■ メリット
- オフライン対応で通信環境に左右されない
- オンプレミス導入が可能で金融・医療など厳格なセキュリティ要件にも対応
- 対面・電話・オンラインすべての商談形態をカバー
■ デメリット
- 料金が非公開で他社との比較がしにくい
- UIのモダンさや導入のしやすさはクラウドネイティブツールに比べてやや劣る
■ こんな企業におすすめ
金融・医療・官公庁など高セキュリティが求められる業界や、オフライン環境での利用が多い企業に向いています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 商談を録音する際、相手の同意は必要ですか?
はい、相手方の同意を得ることが一般的なビジネスマナーであり、法的リスクを避けるうえでも重要です。録音前に「記録のため録音させていただきます」と一言伝えることが推奨されます。多くのツールでは商談開始時に自動で同意確認アナウンスを流す機能を備えています。
Q2. 中小企業でも使いこなせますか?
はい、多くのツールはセットアップが簡単で、ITに詳しくない方でもすぐに使い始められます。特にNottaやLINE WORKS AiNoteは低コストで使えるうえ、シンプルなUIを採用しており、中小企業でも導入しやすいでしょう。まずは無料プランや無料トライアルから始めることをおすすめします。
Q3. 対面商談にも対応していますか?
ツールによって異なります。Otolio(旧スマート書記)やScribeAssistは対面商談にも対応していますが、ACES MeetやamptalkはオンラインMTGを主な対象としています。商談形態(オンライン・対面・電話)に応じてツールを選ぶことが重要です。
Q4. 議事録の内容はどの程度正確ですか?
日本語特化型の主要ツールでは、クリアな音声環境であれば95〜99%以上の認識精度を誇ります。ただし、専門用語や固有名詞、方言・なまりがある場合には一定の誤認識が発生することがあります。単語辞書機能を活用することで認識精度を高めることができます。
Q5. スマート書記はどうなりましたか?
スマート書記は2025年12月1日より「Otolio(オトリオ)」へサービス名を変更しました。機能・品質はそのままに、より幅広い会議・業務シーンへの対応を強化しています。累計7,000社以上の導入実績を持つ信頼性はそのままです。
Q6. 無料で試せるツールはありますか?
はい、NottaとLINE WORKS AiNoteには無料プランがあります(Nottaは月120分まで、LINE WORKS AiNoteは月300分まで)。Rimo Voiceは7日間、Otolioは14日間、LINE WORKS AiNoteは30日間の無料トライアルを提供しています。ACES MeetやScribeAssistも問い合わせベースで無料トライアルが可能です。
まとめ
商談録音・議事録AIツールは、営業担当者がメモ取りから解放されて顧客との対話に集中できる環境を作り、チーム全体の商談品質を底上げする強力な武器です。本記事では7つのツールを比較しましたが、選び方のポイントをあらためて整理すると以下のとおりです。
- 営業組織全体の強化・SFA連携を重視するなら → ACES Meet・amptalk
- 日本語の認識精度と高セキュリティを重視するなら → Rimo Voice・ScribeAssist
- コストを抑えて手軽に始めたいなら → Notta・LINE WORKS AiNote
- 対面商談もカバーしたいなら → Otolio(旧スマート書記)・ScribeAssist
まずは自社の商談形態・SFA環境・チーム規模を整理したうえで、無料トライアルを活用しながら2〜3ツールを比較検討することをおすすめします。議事録作成の工数削減だけでなく、商談データを活用した営業プロセスの改善まで見据えたツール選びが、中長期的なビジネス成長につながります。
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※ 本記事に掲載している料金・機能は2026年2月時点の情報をもとにしています。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。


