コールセンターの人手不足、IVRへの顧客離脱、オペレーターの負担増大——。電話対応業務の課題は多岐にわたります。commubo(コミュボ)は、ロボット感のない自然な会話でこうした課題を解決するAIボイスボットです。
本記事では、commuboの機能・料金・導入事例・競合比較まで、公式サイトの最新情報をもとに詳しく解説します。
commuboとは?(サービス概要・市場背景)
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サービスの定義・一言説明
commubo(コミュボ)は、株式会社ソフトフロントジャパンが提供するAIボイスボットです。社員に代わって電話応対(インバウンド)や一斉架電(アウトバウンド)を自動で行います。IVRやオートコールとは異なり、顧客がプッシュ操作をしなくても自然な音声で会話でき、業務完了率や顧客体験(CX)を損なわない点が大きな特徴です。
2018年10月にサービスを開始し、累計導入400社超・契約継続率98.1%を誇ります(公式サイトより)。2025年下半期のBOXIL資料請求数ランキングでボイスボット総合1位にも選出されています。
生まれた背景・解決する課題
従来のIVR(自動音声応答装置)やオートコールは、単調な機械音声・プッシュボタン操作が求められるため顧客の離脱が多く、業務完了率が低い課題がありました。また、コールセンターの慢性的な人手不足・繁閑差・採用コスト増大も深刻な問題です。
commuboは、自社開発の高速AI会話エンジンにより自然な「間」と流暢な発話を実現し、IVRと比較して業務完了率4倍(IVR:20%→commubo:80%)を達成した事例があります。インバウンド・アウトバウンドの両方に対応し、定型業務をAIが代替することで人材を高付加価値業務に再配置できます。
運営会社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ソフトフロントジャパン |
| 親会社 | 株式会社ソフトフロントホールディングス |
| 所在地 | 東京都千代田区 |
| 代表取締役社長 | 髙須英司 |
| 設立 | 2016年8月 |
| 公式サイト | https://commubo.com/ |
commuboの主な機能一覧
① 自然会話AIエンジン(インバウンド・アウトバウンド対応)
自社開発の高速AIエンジンが、会話の不自然な「間」を排除し、テンポよく自然な対話を実現します。7種類の声のタイプを追加費用なしで選択でき、話速・アクセント・イントネーションも調整可能です。製品名や固有名詞も違和感なく発音できるほか、顧客が話し始めた場合にも聞き逃さず対応する高度な処理も搭載されています。
インバウンド(受電)だけでなく、アウトバウンド(発信)にも対応。督促コール・アンケート調査・セールスコールなどの一斉架電業務も自動化できます。
② ノーコード・Webダッシュボードによるシナリオ編集
ブラウザ上のWebダッシュボードからノーコードで対話シナリオを作成・編集できます。専門知識がなくても現場スタッフが自社で改善・更新を行えるため、シナリオ変更のたびに追加費用が発生しません。通話中どこで離脱したかの分析や、稼働状況のリアルタイムモニタリングも管理画面から確認できます。
③ SIP接続によるPBX/CTI内線連携
ソフトフロントが長年培ってきたSIP(Session Initiation Protocol)接続技術により、ボイスボットを既存の電話システムに「内線電話」として直接接続できます。一般的なボイスボットは外線転送を必要とし顧客の発信者番号が引き継がれませんが、commuboは内線接続のため発信者番号の引き継ぎが可能です。通話転送料の削減にも寄与します。
④ フレーズ単位のAPI連携(双方向)
シナリオ編集画面でAPI設定でき、通話内の特定のフレーズ単位でリクエスト送信が可能です。CRM・予約システム・販売管理システムなどの外部システムと双方向で連携でき、顧客情報の参照・登録を自動化できます。API設定に追加費用は発生しません。
⑤ 動的オートスケール(同時数百通話対応)
「Softfront DR3アーキテクチャ」と呼ばれる独自技術により、変動する呼量に応じてAIボイスボットのリソースが動的に増減します。1通話から同時数百通話超まで対応でき、繁忙期の急激な入電増加にも対処できます。AIロボットの台数=固定コストに縛られないため、稼働コストを最適化できます。
⑥ アウトバウンドコール(リスト一斉発信)
顧客リストへの同時一斉発信が可能で、相手が応答した場合にのみ課金される従量課金に対応しているため待機コストがゼロになります。督促・調査・契約確認・セールスなどのアウトバウンド業務の生産性を3倍に改善した事例があります(公式サイトより)。
commuboの料金プラン

料金体系について
commuboの料金は公式サイト上に掲載されておらず、個別見積もり制となっています。詳細は公式サイトからお問い合わせください。
プランの種類
公式サイト(commubo ver.3)によれば、以下の2つの料金体系が用意されています。
① 月額固定プラン
AIロボットの台数(=同時通話数)に応じた月額固定の料金設定です。定常的に通話稼働率が高い事業者におすすめとされています。
② 従量課金プラン
月額基本料+通話時間(分単位)の従量課金の料金設定です。呼量の変動が大きい事業者におすすめとされています。
無料トライアルの有無
公式サイトおよびPRONIアイミツの掲載情報によると、トライアルありと記載があります。詳細の条件は公式サイトまたはお問い合わせにてご確認ください。
料金・プラン詳細はcommubo公式サイト お問い合わせページよりご確認ください。
commuboのメリット・デメリット
メリット
① IVRと比較して業務完了率が大幅に向上する
自然な音声とテンポよい会話により、IVRで20%に落ち込んでいた業務完了率が80%に改善した事例があります(公式サイトより)。プッシュ操作不要で顧客がストレスなく用件を完結できるため、CXを損なわずに自動化を推進できます。
② 自社でシナリオを自由に変更でき、追加費用がかからない
ノーコードのWebダッシュボードで現場スタッフが直接シナリオを修正・更新できます。他社ボイスボットではシナリオ変更のたびに追加費用が発生するケースが多い中、commuboは追加費用なしで高速PDCAを実現できます。MonotaROの事例でも、この柔軟性が選定の決め手となっています。
③ インバウンド・アウトバウンド双方に対応
受電の自動応答だけでなく、督促・アンケート・セールスなどの発信業務にも対応しています。コールセンターの電話業務を幅広くカバーできるため、複数の業務課題を一つのサービスで解決できます。
デメリット・注意点
① 料金が非公開で比較しにくい
料金は個別見積もりとなっており、公式サイト上では金額を確認できません。予算感の確認には問い合わせが必要です。
② 多言語対応は現時点では限定的
現時点では日本語対応が中心で、英語・中国語などの多言語対応は公式サイトでは確認できません。外国籍の顧客からの問い合わせが多い場合は、導入前に確認が必要です。
③ 自動学習には非対応
AIが通話内容を自動学習して回答を変えることを防ぐため、自動学習機能は搭載されていません。改善はシナリオ編集によって人が行う必要があります。
commuboはこんな企業・人におすすめ
- コールセンターの人手不足・あふれ呼に悩み、電話対応の自動化を検討している企業
- IVR導入済みだが業務完了率が低く、顧客からの離脱やクレームが多い企業
- 督促・アンケート・セールスなどのアウトバウンド業務を自動化・効率化したい企業
- シナリオ変更を自社で柔軟・低コストに行いたい企業(BPOを含む)
- 既存のPBX/CTI・CRMを活かしたまま導入したい企業
- 繁閑差が大きく、固定コストを抑えながらボイスボットを活用したい企業
commuboの導入事例・口コミ

株式会社MonotaRO|納期回答リードタイムを約5割短縮
約200席規模のコールセンターを運営するMonotaROは、業績拡大に伴う人手不足への対応として、取引先への納期確認リマインドの架電業務にcommuboを導入しました。PoCの結果、納期回答リードタイムを約5割短縮し、当日の回答率も10%改善。人的リソースの有無に左右されず安定した対応が実現できたと評価されています。「導入コストを抑えられる点」と「自社でシナリオを手軽に変更できる柔軟性」が選定の決め手でした。
出典:株式会社ソフトフロントジャパン「導入事例|株式会社MonotaRO様」
https://commubo.com/usecase/MonotaRO
auフィナンシャルサービス株式会社|督促業務を自動化、有人対応と同レベルのKPI達成
督促コールへのcommubo導入により、アウトバウンド督促業務を自動化。「有人対応と同レベルのKPI達成率」を実現したとして、コールセンタージャパン(2022年7月号)に事例が掲載されています。
出典:株式会社ソフトフロントジャパン「auフィナンシャルサービスさまの導入事例がコールセンタージャパンに掲載」
https://commubo.com/blog/news/callcenterjapan202207/
ユーザーの声(BOXILより)
- 「アウトバウンドの単純業務をボイスボットに代替することで、コストが大幅に改善。規則正しい案内で顧客満足度も人と同等、あるいはやや高かった」
- 「シナリオ作成から設定の細部に至るまで手厚いサポートを受けられるため、迅速なシステム立ち上げが可能。運用コストを抑制しつつ、問い合わせ対応キャパシティを拡大できた」
commuboの導入手順
- 資料請求・お問い合わせ:公式サイトから資料請求またはお問い合わせフォームで相談
- ヒアリング・要件定義:ソフトフロントジャパンの担当者と対象業務・業務フロー・連携システムを整理
- シナリオ設計:業務フローをもとに対話シナリオを設計(専門チームが伴走支援)
- PBX/CTI接続設定:SIP接続により既存電話システムへ内線として接続
- テスト・デモ確認:公式サイトでデモ体験も可能(自治体夜間受付・代表電話受付のデモ番号あり)
- 本番稼働・運用改善:Webダッシュボードでシナリオを随時改善。自社主導でPDCAを回す
commuboと競合サービスの比較
| 項目 | commubo | PKSHA VoiceAgent | IVRy |
|---|---|---|---|
| 提供会社 | ソフトフロントジャパン | PKSHA Technology | IVRy |
| 主な用途 | インバウンド・アウトバウンド両対応 | コールセンター自動応答・振り分け | 中小企業向け電話自動応答 |
| 対象規模 | 中小〜大規模 | 中〜大規模 | 中小企業〜中規模 |
| 料金 | 個別見積もり(月額固定・従量課金) | 個別見積もり | 月額3,000円〜 |
| アウトバウンド対応 | ○(一斉架電・督促コール等) | △(主にインバウンド) | △ |
| PBX/CTI内線接続 | ○(SIP直接接続) | ○(転送接続) | △ |
| ノーコードシナリオ編集 | ○(追加費用なし) | ○(追加費用なし) | ○ |
| 自社運用のしやすさ | ◎(自走運用を重視) | ○(コンサル伴走型) | ○ |
| 契約継続率 | 98.1% | 非公開 | 非公開 |
※料金は各社公式サイト掲載の最新情報をもとに記載(2026年3月時点)。詳細は各社公式サイトでご確認ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 既存の電話システムを変えずに導入できますか?
はい、可能です。commuboはSIP接続技術により、現在ご利用中のPBX・CTIシステムに内線電話として直接接続できます。外線転送が不要なため、通話転送料の削減にもつながります。連携検証済みのCTI/PBXシステム一覧は公式サイトでご確認いただけます。
Q2. 対話シナリオの変更に専門知識は必要ですか?
不要です。Webブラウザ上のダッシュボードからノーコードで編集できます。追加費用は発生しないため、現場スタッフが自社で随時改善・更新できます。
Q3. アウトバウンド(発信)業務にも使えますか?
はい。督促コール・アンケート・調査・セールスなどのアウトバウンド業務にも対応しています。リストへの同時一斉発信が可能で、応答時のみ課金される従量課金プランにより待機コストを抑えられます。
Q4. 中小企業でも導入できますか?
累計400社超の導入実績があり、規模を問わず導入実績があります。月額固定・従量課金の2つの料金体系があり、呼量の少ない時期のコスト最適化にも対応できます。詳細は問い合わせにてご確認ください。
Q5. 無料トライアルはありますか?
公式サイトの掲載情報によるとトライアルありとの記載があります。また、公式サイト上でデモ体験用電話番号が公開されており、事前に実際の音声・対話を体感できます。
Q6. セキュリティ面は安心して使えますか?
auフィナンシャルサービスなど金融機関での導入実績があります。詳細なセキュリティポリシーは公式サイトまたは商談時にご確認ください。
Q7. 生成AIとの連携は対応していますか?
2025年11月に生成AI(LLM×RAG)を活用したナレッジ機能を実装したメジャーバージョンアップが行われています。また、生成AIを活用した顧客フロント対応のプロトタイプ会話デモも公式サイトで公開中です(2025年7月〜)。最新の対応状況は公式サイトでご確認ください。
まとめ
commuboは、自然な会話・自社運用のしやすさ・インバウンド/アウトバウンド双対応を強みとするAIボイスボットです。IVRに比べて業務完了率4倍・アウトバウンド生産性3倍という実績が示すとおり、電話対応の自動化において高い効果を発揮します。
累計400社超・契約継続率98.1%という数字は、導入後に使い続けられるサービスであることの裏付けといえます。BOXIL資料請求数ランキングでボイスボット総合1位(2025年下半期)にも選出されており、注目度も高まっています。
- アウトバウンド業務も含めて電話対応を幅広く自動化したい企業、およびシナリオを自社で柔軟に改善しながら運用したい企業に特におすすめのサービスです。
- 大規模コールセンターで手厚いコンサルティングサポートを受けながら導入したい場合は、PKSHA VoiceAgentとの比較検討もおすすめします。
まずは公式サイトのデモ体験で実際の音声を確認してみましょう。


