【2026年版】HubSpotとは?料金・機能・導入事例をわかりやすく解説

HubSpotのLPのキャプチャ AIメール営業

HubSpotは、CRM(顧客関係管理)を中核に、マーケティング・営業・カスタマーサービス・コンテンツ管理などの機能を一元化したカスタマープラットフォームです。
無料から始められる柔軟な料金体系と、AIを搭載した自動化機能が特徴で、スタートアップから大企業まで幅広く活用されています。
本記事では、HubSpotの機能・料金・導入事例を最新情報をもとに詳しく解説します。


HubSpotとは?(サービス概要・市場背景)

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サービスの定義・一言説明

HubSpotは、マーケティング・営業・カスタマーサービスの業務をつなぐAI搭載のカスタマープラットフォームです。
特に、CRMを基盤として複数の「Hub(ハブ)」製品を組み合わせて使えるのが特徴です。
それにより、必要な機能だけをピックアップして導入できます。

生まれた背景・解決する課題

従来の企業は、MA(マーケティングオートメーション)・SFA(営業支援)・CRM・カスタマーサポートをそれぞれ別々のツールで管理していました。
その結果として、データの分断・連携工数・コスト増加が常態化していました。
HubSpotはこうした課題を「オールインワン」で解決するために設計されています。
顧客情報がひとつのプラットフォームに集約されることで、マーケティング・営業・サポートの各チームが同じデータをリアルタイムで参照でき、部門間の連携が飛躍的に向上します。

運営会社の基本情報

項目内容
運営会社HubSpot, Inc.(米国) / 日本法人:HubSpot Japan株式会社
設立2006年(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)
導入実績世界135か国以上、268,000社以上(2025年8月時点)
日本語対応あり(UI・サポート・ナレッジベースすべて対応)
公式サイト公式サイトはこちら

HubSpotの主な機能一覧

HubSpotは用途に応じた複数の「Hub」で構成されています。
それぞれ独立して導入可能で、組み合わせることでより高い効果が得られます。

Marketing Hub(マーケティングハブ)

インバウンドマーケティングに特化した製品です。
リード獲得から育成・分析まで、マーケティング活動を一元管理できます。

  • メールマーケティング・シーケンス配信:セグメント配信・A/Bテスト・開封率追跡
  • ランディングページ・フォーム作成:コーディング不要でLP・問い合わせフォームを作成
  • マーケティングオートメーション(ワークフロー):条件分岐に基づいた自動メール送信・タスク生成(Professional以上)
  • SNS・広告管理:Facebook・Instagram・Googleなどの広告をHubSpot上で一括管理
  • 予測リードスコアリング(Enterprise):AIがリードの優先順位を自動判定

Sales Hub(セールスハブ)

営業活動の効率化・可視化・自動化を支援するSFA機能を持つ製品です。

  • 案件(商談)管理・パイプライン管理:セールスファネルをビジュアルで管理
  • メールトラッキング・テンプレート:開封・クリックをリアルタイムで通知
  • シーケンス(自動フォローメール):見込み客への一連のアプローチを自動化(Professional以上)
  • ミーティングリンク作成:カレンダー共有で商談日程調整を自動化
  • フォーキャスト(売上予測):目標に対する達成率をリアルタイムで予測(Professional以上)
  • AI営業アシスタント(Breeze):商談メモの自動生成・提案内容のサジェスト

Service Hub(サービスハブ)

カスタマーサポートの効率化と顧客満足度向上を支援する製品です。

  • チケット管理:メール・フォーム・SNSなど複数チャネルの問い合わせを一元管理
  • ナレッジベース構築:FAQ・ヘルプドキュメントの作成・公開(Professional以上)
  • 顧客フィードバックアンケート(NPS・CSAT)(Professional以上)
  • カスタマーポータル:顧客がチケットの進捗を自分で確認できる画面(Professional以上)
  • SLA管理:対応期限・エスカレーションの自動設定(Professional以上)

Content Hub(コンテンツハブ)

旧CMS Hub。Webサイト・ブログ・ランディングページを一元管理するコンテンツ管理製品です。

  • Webサイト・ブログの作成・編集(コーディング不要)
  • スマートコンテンツ(閲覧者属性に合わせたコンテンツ出し分け)
  • AIコンテンツ生成ツール(Breezeコンテンツエージェント)
  • 多言語コンテンツ管理

Operations Hub(Data Hub)

複数システム間のデータ連携・自動化・データ品質管理を担う製品です。

  • 外部アプリとのデータ同期
  • カスタムワークフロー・データクレンジングの自動化
  • Snowflake連携によるデータ共有(Enterprise)

Commerce Hub(コマースハブ)

見積・請求・決済をHubSpot内で完結させる製品です。
月額固定料金なし(トランザクション手数料のみ)という特徴があります。


HubSpotの料金プラン

HubSpotのプランの画像

HubSpotは「無料プラン+3段階の有料プラン」で構成されています。
2024年3月の料金改定により、従来のユーザー数パッケージ制からシート単位の課金に移行しました。

プラン無料StarterProfessionalEnterprise
月額料金¥0¥1,080/月/シート¥96,000/月¥432,000/月
概要リード創出・メール・成果測定マーケティング・セールス・サービス・コンテンツ・データ管理大規模需要創出・マーケティング自動化・アナリティクス・キャンペーン高度なマーケティング自動化・データ・ガバナンスで収益成長を拡大
コアシート3シート含む(追加¥5,400/月〜)5シート含む(追加¥9,000/月〜)
HubSpotクレジット5003,0005,000
マーケティングコンタクト1,0002,00010,000
備考クレカ不要年額払いで¥1,080(月額¥2,400)導入支援費¥360,000別途導入支援費¥840,000別途


シートとは?

HubSpotでは、ユーザーに付与する「利用権限」の単位を「シート」と呼びます。
シートには以下の4種類があります。

シート種別概要対象
表示のみデータ閲覧専用(無料)経営層・他部門のレポート閲覧ユーザー
コアシートCRM・MA・Content Hubなどの編集権限マーケティング担当者・管理部門
Salesシートコアシート+Sales Hub上位機能(シーケンス・フォーキャスト等)営業担当者
Serviceシートコアシート+Service Hub上位機能(アンケート・プレイリスト等)カスタマーサポート担当者

※SalesシートとServiceシートはProfessional・Enterpriseプランのみ

無料プラン

  • CRM(コンタクト管理・パイプライン・ダッシュボード)を無制限に無料利用可能
  • メールマーケティング・フォーム・ランディングページの基本機能
  • Webチャット・チケット管理の基本機能
  • 最大5ユーザーまで

Starterプラン

各Hub単体で月額約1,800円〜(年払い・コアシート1名、為替変動あり)。基本的な自動化・制限緩和が中心です。

  • セールスオートメーション(タスク・通知の自動化)
  • 通話時間の上限引き上げ
  • HubSpotロゴの削除
  • 1対1テクニカルサポート

Professionalプラン

各Hub単体で月額数万円〜(年払い・複数シート含む、為替変動あり)。自動化・分析・チーム管理を本格活用できます。

  • ワークフロー自動化(本格的なMA・SFA自動化)
  • カスタムレポート・ダッシュボード
  • シーケンス機能(Sales Hub)
  • ナレッジベース・カスタマーポータル(Service Hub)
  • Salesforceとのシームレス連携
  • Professional・Enterpriseプランでは、オンボーディング費用が別途必要

Enterpriseプラン

各Hub単体で月額数十万円〜(年払い・複数シート含む、為替変動あり)。大規模チーム・複雑な組織構造に対応します。

  • 予測リードスコアリング(AI)
  • カスタムオブジェクト
  • シングルサインオン(SSO)
  • ユーザーロール・チーム管理
  • Snowflakeベースのデータ共有(Operations Hub)
  • カスタマージャーニーアナリティクス

Customer Platform(旧CRM Suite)

Marketing Hub・Sales Hub・Service Hub・Content Hub・Operations Hubをまとめて使えるパッケージプランです。各Hub個別契約より割安になります。詳細は公式サイトでご確認ください。


HubSpotのメリット・デメリット

メリット

1. CRMが完全無料で使える
コンタクト管理・パイプライン・ダッシュボードといったCRMの基本機能は、ユーザー数の制限(5名まで)はあるものの無料で利用できます。
スモールスタートしやすく、導入ハードルが低い点が大きな強みです。

2. マーケティング・営業・サポートを一元管理できる
Marketing Hub・Sales Hub・Service Hubがひとつのプラットフォーム上に統合されているため、部門間でのデータ分断が発生しません。
それにより、マーケで獲得したリードがそのまま営業のパイプラインへ流れ、商談後のサポート対応まで同一のコンタクトデータで管理できます。

3. 日本語対応・国内サポート体制が充実
UIはもちろん、ナレッジベース・チャットサポート・電話サポートまで日本語対応しています。
国内の認定パートナーも多数あり、初めて導入する企業でも安心です。

4. AI機能(Breeze)が標準搭載
2025年以降、AIアシスタント「Breeze」が各Hub全体に統合されています。
これによって、商談メモの自動生成・コンテンツ作成・予測スコアリングなど、業務効率化につながるAI機能を追加費用なく活用できます(クレジット制)。

5. 豊富な外部連携
Gmail・Outlook・Slack・Salesforce・Shopifyなど、1,000以上のアプリと連携可能。
既存のツールスタックに組み込みやすいのが特徴です。

デメリット・注意点

1. 料金体系が複雑で、コストが読みにくい
シート種別・Hub種別・マーケティングコンタクト数・オプションの組み合わせが多く、見積もりが複雑になりがちです。
特にProfessional以上では、初回オンボーディング費用が別途必要となる点に注意が必要です。
また、為替レートの影響を受けるため、円安局面では実質的な値上がりになる場合があります。

2. Professional以上へのアップグレードで費用が大幅に増加する
StarterからProfessionalへの移行は、料金が数十倍規模になる場合があります。
特に、ワークフロー・カスタムレポート・シーケンスなどが必要になった時点で費用が跳ね上がるため、導入前に中長期の利用計画を立てておくことが重要です。

3. 全機能を使いこなすには習熟期間が必要
機能が非常に豊富なため、全体像を把握して活用するには一定の学習コストがかかります。Professionalプラン以上では、オンボーディングサポートを活用して計画的に導入することを推奨します。


HubSpotはこんな企業・人におすすめ

経営者と従業員が話している図
こんな課題がある企業おすすめの理由
マーケ・営業・サポートのデータがバラバラで連携できていない一元管理プラットフォームとして最適
CRMをまず無料で試したいスタートアップ・小規模企業完全無料のCRM機能で即スタート可能
インバウンドマーケティング(コンテンツ・SEO)に注力したいBtoB企業Marketing Hubとコンテンツ管理機能が強力
営業の属人化を解消してプロセスを標準化したい成長期の企業Sales Hubのパイプライン・シーケンス管理が有効
複数のMAやSFAツールのコスト・管理コストを削減したい企業Customer Platformで一本化してコスト最適化

一方で、すでにSalesforceなど特定ツールへの投資が深い大企業や、非常に複雑なカスタマイズが必要なエンタープライズ用途には、Salesforceなど他のCRMプラットフォームとの比較検討も推奨されます。


HubSpotの導入事例・口コミ

レバレジーズ株式会社(人材・インターネットメディア事業)

課題:CRM・SFAを導入しておらず、複数のスプレッドシートで顧客情報を管理していたため、事業部間でのアプローチ状況の把握が困難だった。

施策:人材系3サービス(ハタラクティブ・キャリアチケット等)でHubSpot CRM・Sales Hubを導入。その後Marketing Hubも追加導入し、マーケティングチームとの連携も強化。

成果:全営業メンバーが顧客ステータスをリアルタイムで参照できるようになりコミュニケーションミスが激減。「複数スプレッドシートにアクセスする必要がなくなった」「過去のやりとりを踏まえた深いコミュニケーションが取れるようになった」との評価を得ている。

出典:HubSpot公式サイト「レバレジーズ株式会社 導入事例」 レバレジーズ株式会社の導入事例

株式会社soraプロジェクト(テレアポ・インサイドセールス代行)

課題:既存の営業管理ツールで年間約500万円のコストと大きな工数が発生。マーケティング専任スタッフが約1ヶ月、導入作業にかかりきりになっていた。

施策:コスト削減とCRM・SFA・MAの一体化を目指し、HubSpotへ乗り換え。

成果:ツールコストが以前の約5分の1に削減。営業の進捗状況がすべて可視化され、商談の「読み」も管理できるようになった。

出典:営業DX.jp「HubSpotの導入事例10選」(HubSpot公式情報をもとに作成) HubSpotの導入事例10選!利用の背景や成果を詳しく紹介!

アンカー・ジャパン株式会社(ハードウェアブランド)

課題:「Anker」「Soundcore」「Eufy」など複数ブランドを展開する中で、営業とカスタマーサポート業務の増加・複雑化が課題に。

施策:Sales Hub Professionalを導入し、SFAで顧客ステータスを自動可視化。カスタマーサポートには「スマートフォーム機能」を導入し、問い合わせ内容に応じてフォームが自動調整される仕組みを構築。

成果:営業・サポート双方の業務効率化と、顧客対応品質の向上を実現。

出典:hubspot.100inc.co.jp「HubSpot導入事例まとめ」(HubSpot公式情報をもとに作成) HubSpotの導入事例を紹介!マーケティング、営業、カスタマーサポートまで幅広く活用できるHubSpotの事例、導入を成功させるためのポイントを解説!


HubSpotの導入手順

女性が解説している図

STEP 1:無料アカウントを作成する

公式サイトからメールアドレスのみで無料登録可能。クレジットカード不要で即日利用開始できます。

STEP 2:CRMにコンタクト・会社情報を登録する

既存のスプレッドシート・名刺データなどをCSVインポートで一括取り込みできます。GmailやOutlookと連携すれば、メール送受信の履歴も自動的にCRMへ記録されます。

STEP 3:必要なHubを選択・プランを決定する

自社の最優先課題(マーケティング強化・営業効率化・サポート改善)に合わせて、導入するHubとプランを選択します。まずはStarterから始めて、機能要件が増えたタイミングでProfessionalへ移行するスモールスタートが推奨されます。

STEP 4:有料プランの場合はオンボーディングを受ける

Professional・Enterpriseプランでは、オンボーディングサポートが提供されます(費用別途)。認定パートナー企業への相談も可能です。

STEP 5:チームへの展開・運用開始

HubSpot Academyの無料トレーニング・認定資格プログラムを活用して、チーム全体のスキルアップを進めながら運用を定着させます。


HubSpotと競合サービスの比較

項目HubSpotSalesforcekintone
無料プランあり(CRM)なしなし
対象規模スタートアップ〜大企業中規模〜大企業中小〜大企業
強みMA・SFA・CRMの一元化、導入しやすさ高度なカスタマイズ性・エンタープライズ対応柔軟なカスタマイズ・国産
弱み料金体系が複雑・為替リスク導入・運用コストが高いMA機能は別途連携が必要
日本語サポート充実充実充実
初期費用無料〜(Proは別途オンボーディング費)要見積もり要見積もり

よくある質問(FAQ)

Q1. 無料プランでどこまで使えますか?
CRMの基本機能(コンタクト管理・パイプライン・ダッシュボード)、メールマーケティング・フォームの基本機能、Webチャット・チケット管理の基本機能が無料で使えます。ただし最大5ユーザーまでの制限があります。高度な自動化(ワークフロー)や詳細なカスタムレポートには有料プランが必要です。

Q2. 中小企業でも導入できますか?
はい。Starterプランは1シートからの契約が可能で、小規模チームでも低コストで導入できます。まず無料のCRMから始めて、必要になった段階でStarterや上位プランへ移行するスモールスタートが特に推奨されます。

Q3. 既存のシステム(Salesforce・Googleなど)と連携できますか?
1,000以上のアプリと連携可能です。Salesforce・Gmail・Outlook・Slack・Shopifyなど主要ツールは公式インテグレーションとして提供されています。Operations Hubを活用することで、さらに柔軟なデータ連携・同期が可能になります。

Q4. 導入にどれくらいの期間がかかりますか?
無料プランやStarterプランであれば、アカウント作成後すぐに利用開始できます。Professionalプランの本格導入は、オンボーディング込みで1〜2ヶ月程度が一般的です。既存ツールからのデータ移行や社内展開を含めると、さらに期間が必要になる場合があります。

Q5. セキュリティ面は安心して使えますか?
HubSpotはSOC 2 Type IIやGDPR対応など、国際的なセキュリティ基準を満たしています。Enterpriseプランではシングルサインオン(SSO)・詳細なユーザーロール管理にも対応しており、大企業のセキュリティ要件にも応えられます。

Q6. 料金はなぜわかりにくいのですか?
HubSpotの料金は「使うHub・プランの段階・シートの種別・マーケティングコンタクト数・オプション」の組み合わせで決まるため、複雑に見えます。最初にどの業務課題を解決したいかを明確にし、必要なHubとプランに絞って検討することで、費用感が整理しやすくなります。詳細な見積もりは公式サイトで確認するか、認定パートナーへの相談も有効です。


まとめ

HubSpotは、CRMを無料から使えるオールインワンのカスタマープラットフォームです。Marketing Hub・Sales Hub・Service Hubを統合することで、マーケティング〜営業〜カスタマーサポートのデータを一元化でき、部門をまたいだ顧客対応が格段にスムーズになります。

2024年の料金改定でシート単位の柔軟な課金に移行し、スタートアップ〜中規模企業でも導入しやすくなりました。一方で、Professionalプラン以上への移行時のコスト増や、為替リスクによる実質値上がりには注意が必要です。

こんな企業に向いている:CRM・MA・SFAをまとめて効率化したいBtoB企業、インバウンドマーケティングを強化したい企業、スモールスタートで段階的に拡張したい成長期の企業。

こんな企業には慎重な検討を:特定ツールへの投資がすでに深い大企業、極めて複雑なカスタマイズが必要な業務要件がある企業。

まずは無料プランでCRMとしての基本機能を体験し、自社の業務フローとの相性を確かめてみることをおすすめします。

公式サイトはこちら

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